たんぽぽ仮面のタイムライン

言葉と絵とお酒にムズムズします

2021-01-01から1年間の記事一覧

〈化粧〉

勘が冴えているときがある。何年も音沙汰のない友人が急に夢に出てきたと思ったら、メールが来たり。「そこまで用事を済ましに行くだけだけど、一応メイクしておこう」とピンと感じたときに、ご無沙汰な知り合いにバッタリ会ったり。

〈目分量〉

子Aの科学のテストを私も解いてみたら全然分からなかった。「答えと解説」を読んでも「え、そうなの?」という感想が出てしまうほどで「習った覚えがない」と開き直ったら子Aが「え?大学まで行った人がこれ解けないの?普通に授業でやったけど?今まで、お…

〈マンガ描きました〉

描いた漫画を紹介させてください。 イベント「2021男女共同参画フォーラム」用に描いたものです。(記事末尾に6枚掲載しています) ▶︎どんな人がフォーラム実行委員をやっているの? ▶︎なんでフォーラム実行委員をやっているの? ▶︎やってから何かいいことあっ…

〈画家のサイン〉

「アントワープ王立美術館コレクション展」に行ったのは、数点だけ展示されているルネ・マグリットの絵を見るためだった。 ミュージアムショップで購入したポストカードルネ・マグリット「L'empire des lumières(光の帝国)」 マグリットの絵はひんやりしてい…

〈苦手なもの?バスですかね〉

勤めているとき、通勤にバスを利用していた。職場からの帰り道、後ろから名前を呼ばれて振り返ったら、同期のOが居た。新人研修以来会っていなかったので、「そっちはどう?」という話で盛り上がり、一緒にバスに乗り込んでからもずっとお喋りをしていた。話…

〈デザインってなんだ?〉

大学生の時に初めて、仕事としてデザインや絵を描かせてもらった。 私は描くといっても紙に筆記用具でしか描いたことがなかったし、専門的に学んでない素人だし、何をどうすれば良いのか全くわからない。そんな状態で初めての仕事となった。ご一緒させていた…

〈テタカカ コカテカタップ!〉

タップダンスをしている友人に誘われて、タップのステージを観に行った。タップの先生が使っていたスタジオのあるビルが残念ながら取り壊されることになったらしい。だから今回のステージは、このスタジオでタップを学び今やあちこちで活躍しているダンサー7…

〈→その矢印はどこを指す←〉

学生時代にお世話になった恩師・K先生。在学中、研究室の引越しのため、書籍を学生・院生に譲っちゃうよコーナーが設けられた。研究室の本棚にびっちり詰まった書籍の中から「ほしいのがあれば好きに持って行っていいよ」とおっしゃるのだ。 先生が他大学へ…

〈ヘラルボニーの記念展@東京・京橋〉

「BAG-Brillia Art Gallery-」という新しいギャラリースペースが、2021年10月京橋にオープンした。そのこけら落としとなる「ヘラルボニー/ゼロからはじまる」という展覧会を観てきたので、忘れないうちに感想を書き留めておこうと思う。 「+1」スペースの展…

〈ヘラルボニーでのお買い物〉

以前の記事↓で、ヘラルボニーのアーティストの原画が見たいと書いた。 中央区京橋に期間限定の展示会があることを知ったので、原画が観られるかもしれないと思い、行くことにした。 「BAG -Brillia Art Gallery-」内の片方の部屋「+1」にギャラリー、もう片…

〈現代用語はとにかくビビッド〉

自由国民社という出版社から郵便が届いた。中身は「現代用語の基礎知識2022」。大学時代にお世話になった先生が執筆した記事が載っている。この一年を象徴する出来事やキーワードを厳選し解説している事典だ。「現代用語の基礎知識」の存在を初めて知ったの…

〈手作り〉

私が昼寝から起きたとき、子Bが大量の私宛の手紙をかいてくれていて、その中の、クレヨンの重ね塗りをした絵がとても好みだった。

〈好きがりかた〉

好きなものをどんな風に好きがってますか(「可愛がってますか」)。

〈M子の仕事〉

M子との一番古い思い出は、中学の時に「その鮭ふりかけってどんな味?」と言われてお弁当のご飯を一口食べられたこと。その後少し喋るようになって、同じところで笑ったら「あんたとはウマが合いそう」とケラケラ笑いながら言われて好きになった。M子とは学…

〈傘をさすな、それはパンツだ〉

占いやおまじないが大好きだった私は、小学校高学年あたりに、『心理学』というお勉強のジャンルがあると知り、興味を持った。そして何かの本で(本当の研究結果かガセネタかは覚えていない)、こんな記載があった。「傘の柄の好みとパンツの柄の好みはおなじ…

〈一点ものの器-オンラインショップ「ごちそう気分」-〉

私には、ジンクスがある。買い物にまつわるジンクスだ。先日、出逢いがあった。【ごちそう気分】という、作家さん手作りの陶器を扱うお店で、素敵な銘々皿を見つけたのだ。

〈恐怖の耳鼻科〉

綿棒で自分の耳掃除をしていた。すると、耳の中から不穏な音が。 「がさっ」 え、なになに今のウソでしょ?と思って、もう一度さっきのところを触る。 「がさっ」

〈魔女〉

近所の小学校の図書室には、司書さんが常駐していないらしい。 私が高校3年生の時、昼休みに一人で図書室に通い詰めていた時期があった。図書室のカウンターにはいつも、黒づくめの服装で、黒髪のおかっぱ頭に赤い口紅の、小柄で華奢な年配の常駐司書さんが…

〈わかめ〉

夏になる前、虫好きな子Aが、子Bの同級生の虫好き男児くんに、折り紙で作った蝉をあげた。 虫好き男児くんのママ曰く、以前2人で遊んだときに「夏になったら一緒に蝉捕りしようね」と約束したらしく 「だから、これは蝉捕りしようねっていうメッセージなんだ…

〈夏至〉

当時中学生の崎山蒼志くんが、自作の「チャコールグレーなガール」を弾き語っているのを聴いてから、彼の作る楽曲が気になって追ってしまう。 私はギターや歌唱について全くの素人だけども、たぶんコード進行が彼独特であと1秒、あと1秒と続きを聴きたくなる…

〈キャメロン〉

普段はあまりテレビを観ないけど、キャメロン・ディアスが出るというのでその部分目当てで観た。キャメロン・ディアスは何故か惹かれる。多分容姿が好き。笑った顔が特に好き。以前、一世を風靡したアイドルの番組で、アイドルが料理を作ってゲストに食べて…

〈弛緩〉

大学で勤めていたとき、学園祭の担当になったことがある。 学部で管理している施設(校舎)を、学園祭の前日から実行委員会(学生)に貸し出す。 施設引き渡しの前後に、職員である私と借りる側の実行委員のメンバーで施設内をくまなく見回って、教室、廊下、ト…

〈音痴〉

学生の頃、バーテンをしている知人のお宅に友達とお邪魔して、自分達の好きにカクテルを作って飲ませてもらった。妻さんが七色のグラデーションになっているゼリーを作ってふるまってくれて、そのお皿を私達はぷるぷる震わせて「震度3」「震度5」などと言っ…

〈愛を込めて花束を〉

気ままに書き散らしているのが好きだ。書き終えると毒がスーッと抜かれている。 SNSとしては用途が中途半端なこの「LINEのタイムライン機能」に書いて、一体何人の方の目に留まっているんだろう。 なのに、こうしてぼちぼち書き続けられるのは、私が単に図太…

〈記憶〉

サザンオールスターズの楽曲「TSUNAMI」がスマホの音楽アプリから流れたとたん、部屋に一瞬、墨汁の匂いが漂った。パソコンで作業をしながら聴いていたから、実際には墨なんて使っていない。匂いと同時に、風船に吊られた巨大な書作品がゆっくり上っていく光…

〈好きな話〉

バレンタインデーなので、好きな話をしよう(いつもだが)。 某大学の経営系学部の事務で働いていた時、世間知らずのド新社会人だった私は、飲み会でもしや経営学の話になるのではと身構えて「Harvard business Review」という経営学誌を定期購読していた。 正…

〈リスニング〉

学生の頃、チキンを売るお店でバイトをしていた。そこへ、HIPHOP系の身体つきがゴツい男性2人が来店した。 カウンターに肘を乗っけて半分身を乗り出し、英語で何やら注文をする2人。ベラベラベラーっと早口の英語で喋ってくる。 声のデカさと「ヘイヨー」っ…

〈ミミズの恩返し〉

ミミズはなんでアスファルトの歩道に出てきてしまうんだろう。こどもの頃、父から「ミミズは土を綺麗にしてくれるから、殺してはだめだよ」と教わった。だから、アスファルトの上で困っているミミズを見つけると、葉っぱですくって近くの土のあるところへは…

〈穴〉

※注 麒麟がくるネタバレ含みます「麒麟がくる」は、てっきり十兵衛は竹藪で落武者狩りに遭って死ぬと思っていたから朝から凹んでいたんだけど、生存説を思わせるきれいで希望の持てる最終回だった。最期、子どものように丸まって死んで行った信長が悲しかっ…

〈イラスト 斎藤道三〉

うわーーー「麒麟がくる」の最終回!落ち着かない。苦しい。↑瞑想代わりに描いた道三さま