たんぽぽ仮面のタイムライン

言葉と絵とお酒にムズムズします

〈ヘラルボニーでのお買い物〉

以前の記事↓で、ヘラルボニーのアーティストの原画が見たいと書いた。 中央区京橋に期間限定の展示会があることを知ったので、原画が観られるかもしれないと思い、行くことにした。 「BAG -Brillia Art Gallery-」内の片方の部屋「+1」にギャラリー、もう片…

〈現代用語はとにかくビビッド〉

自由国民社という出版社から郵便が届いた。中身は「現代用語の基礎知識2022」。大学時代にお世話になった先生が執筆した記事が載っている。この一年を象徴する出来事やキーワードを厳選し解説している事典だ。「現代用語の基礎知識」の存在を初めて知ったの…

〈手作り〉

私が昼寝から起きたとき、子Bが大量の私宛の手紙をかいてくれていて、その中の、クレヨンの重ね塗りをした絵がとても好みだった。

〈好きがりかた〉

好きなものをどんな風に好きがってますか(「可愛がってますか」)。

〈M子の仕事〉

M子との一番古い思い出は、中学の時に「その鮭ふりかけってどんな味?」と言われてお弁当のご飯を一口食べられたこと。その後少し喋るようになって、同じところで笑ったら「あんたとはウマが合いそう」とケラケラ笑いながら言われて好きになった。M子とは学…

〈傘をさすな、それはパンツだ〉

占いやおまじないが大好きだった私は、小学校高学年あたりに、『心理学』というお勉強のジャンルがあると知り、興味を持った。そして何かの本で(本当の研究結果かガセネタかは覚えていない)、こんな記載があった。「傘の柄の好みとパンツの柄の好みはおなじ…

〈一点ものの器-オンラインショップ「ごちそう気分」-〉

私には、ジンクスがある。買い物にまつわるジンクスだ。先日、出逢いがあった。【ごちそう気分】という、作家さん手作りの陶器を扱うお店で、素敵な銘々皿を見つけたのだ。

〈恐怖の耳鼻科〉

綿棒で自分の耳掃除をしていた。すると、耳の中から不穏な音が。 「がさっ」 え、なになに今のウソでしょ?と思って、もう一度さっきのところを触る。 「がさっ」

〈魔女〉

近所の小学校の図書室には、司書さんが常駐していないらしい。 私が高校3年生の時、昼休みに一人で図書室に通い詰めていた時期があった。図書室のカウンターにはいつも、黒づくめの服装で、黒髪のおかっぱ頭に赤い口紅の、小柄で華奢な年配の常駐司書さんが…

〈わかめ〉

夏になる前、虫好きな子Aが、子Bの同級生の虫好き男児くんに、折り紙で作った蝉をあげた。 虫好き男児くんのママ曰く、以前2人で遊んだときに「夏になったら一緒に蝉捕りしようね」と約束したらしく 「だから、これは蝉捕りしようねっていうメッセージなんだ…

〈夏至〉

当時中学生の崎山蒼志くんが、自作の「チャコールグレーなガール」を弾き語っているのを聴いてから、彼の作る楽曲が気になって追ってしまう。 私はギターや歌唱について全くの素人だけども、たぶんコード進行が彼独特であと1秒、あと1秒と続きを聴きたくなる…

〈キャメロン〉

普段はあまりテレビを観ないけど、キャメロン・ディアスが出るというのでその部分目当てで観た。キャメロン・ディアスは何故か惹かれる。多分容姿が好き。笑った顔が特に好き。以前、一世を風靡したアイドルの番組で、アイドルが料理を作ってゲストに食べて…

〈弛緩〉

大学で勤めていたとき、学園祭の担当になったことがある。 学部で管理している施設(校舎)を、学園祭の前日から実行委員会(学生)に貸し出す。 施設引き渡しの前後に、職員である私と借りる側の実行委員のメンバーで施設内をくまなく見回って、教室、廊下、ト…

〈音痴〉

学生の頃、バーテンをしている知人のお宅に友達とお邪魔して、自分達の好きにカクテルを作って飲ませてもらった。妻さんが七色のグラデーションになっているゼリーを作ってふるまってくれて、そのお皿を私達はぷるぷる震わせて「震度3」「震度5」などと言っ…

〈愛を込めて花束を〉

気ままに書き散らしているのが好きだ。書き終えると毒がスーッと抜かれている。 SNSとしては用途が中途半端なこの「LINEのタイムライン機能」に書いて、一体何人の方の目に留まっているんだろう。 なのに、こうしてぼちぼち書き続けられるのは、私が単に図太…

〈記憶〉

サザンオールスターズの楽曲「TSUNAMI」がスマホの音楽アプリから流れたとたん、部屋に一瞬、墨汁の匂いが漂った。パソコンで作業をしながら聴いていたから、実際には墨なんて使っていない。匂いと同時に、風船に吊られた巨大な書作品がゆっくり上っていく光…

〈好きな話〉

バレンタインデーなので、好きな話をしよう(いつもだが)。 某大学の経営系学部の事務で働いていた時、世間知らずのド新社会人だった私は、飲み会でもしや経営学の話になるのではと身構えて「Harvard business Review」という経営学誌を定期購読していた。 正…

〈リスニング〉

学生の頃、チキンを売るお店でバイトをしていた。そこへ、HIPHOP系の身体つきがゴツい男性2人が来店した。 カウンターに肘を乗っけて半分身を乗り出し、英語で何やら注文をする2人。ベラベラベラーっと早口の英語で喋ってくる。 声のデカさと「ヘイヨー」っ…

〈ミミズの恩返し〉

ミミズはなんでアスファルトの歩道に出てきてしまうんだろう。こどもの頃、父から「ミミズは土を綺麗にしてくれるから、殺してはだめだよ」と教わった。だから、アスファルトの上で困っているミミズを見つけると、葉っぱですくって近くの土のあるところへは…

〈穴〉

※注 麒麟がくるネタバレ含みます「麒麟がくる」は、てっきり十兵衛は竹藪で落武者狩りに遭って死ぬと思っていたから朝から凹んでいたんだけど、生存説を思わせるきれいで希望の持てる最終回だった。最期、子どものように丸まって死んで行った信長が悲しかっ…

〈イラスト 斎藤道三〉

うわーーー「麒麟がくる」の最終回!落ち着かない。苦しい。↑瞑想代わりに描いた道三さま

〈夢〉

夢の話は大抵「ふーん」と思うしかないから、聞かされる方が辛いのは知っている。けど、ドラマ化したらギャラが大発生する豪華キャストの夢だったので備忘として記録しておく。---以下、夢---私は、職場の矢作先輩(@おぎやはぎ)に誘われて仕事帰りに飲みに行…

〈苦労との関わりかた〉

苦手な大人がいる、という我が子。私が 「良いじゃん。居心地良い大人しか知らなかったら、社会に出た時に色んな大人がいてビックリしちゃうよ。」 と言うと 「嫌だよ。」 と即答された。 「『若いときの苦労は買ってでもしろ』って言うけど、自分は『若いと…

〈無駄なこと〉

先日のタイムラインで、苦労を売るか買うかの話をして思ったんだけど。私は、「苦労」は欲しい人がいれば喜んで譲るけど「無駄」は買うかもしれないなぁ。でも、「無駄」は買うけど、「無駄な苦労」は買わない。無駄と言っても、与えられた「無駄」は嫌い、…

〈よいお年を〉

小学生の時に、算数の答え合わせで「いいです」や「同じです」とクラスの皆で声を合わせながらマル付けをしていくのは、全国共有だったろうか。 現役小学生の我が子に聞いたら、今もあると言う。 私の母校にも、それがあった。 計算ドリル3ページ分を一気に…

〈あいづち〉

胸糞悪い話を聞いた。思わず 「それクソですね。クソofクソ。あ、ダメだこれじゃうんこに失礼」 と口走ってしまって、ビックリされた。 普段よほど近しい間柄でない限りは極端な言葉遣いをしないように心掛けてはいるんだけど(出ちゃってるかもしれないけど)…

〈問い〉

以前家族で入ったレストランで、案内された席の真横の壁にポスターが貼ってあった。 復刻版と思しきレトロなデザインで、飛行機と二本のビール瓶の絵、その下に横書きで大きく 【ルービロポッサ】 と書いてある。 こども達にポスターを指して、 「アレ、なん…

〈ぐるぐる〉

お酒が進んできたので、よしもとばななさんの「なんくるない」を読む。 気に入った本はぐるぐる読み返すので、この本との付き合いは長い。 「なんくるない」の主人公の女の人の、緩くて、ゆったりしているところが好き。 なんとなくぼんやりしている風情が。…

〈リンク〉

年に数回、家族でキャンプに行くが、2019年のゴールデンウィークのキャンプは、私の一つの疑問が爆ぜて解決した、ドラマチックな経験をしたので忘れられない。 具体的に言うと、「枕草子」序段最後の「わろし」の謎と、スピルバーグ監督が瀕死の「E.T」の見…

〈DJのはたらき〉

若かりし頃、クラブ(『さんま』と同じイントネーションの方)に数回だけ行ったことがある。先輩や友達がステージでライブをするからそれを数人で観に行ったのだった。私は飲み会やオールが好きだったけど、ウェイウェイした華やか系女子ではなかったので、ク…